歯周病とは?
歯周病は、歯と歯肉のすき間にたまったプラーク(歯垢)が歯肉や歯槽骨に炎症を引き起こし、歯を支えている骨を壊す病気です。
最初、ブラッシング時の出血や口臭で気づかれると思います。
最後には歯の周りを支える骨が溶け、歯がグラグラになり抜けてしまいます。
成人の歯を失う最大の原因は歯周病です。
歯周病が増えているのは、『みがいているけど、みがけてない』からです。
歯磨きをする際、歯ブラシに加えて、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを活用して、ポイントを押さえたブラッシングを心がけて下さい。
当医院の専門スタッフからアドバイスさせていただきます。
また、ご自分の歯の状況を詳しく把握してくれる主治医は、心強い味方です。
虫歯予防同様、定期検診にて『健康な歯ぐき』にしていきましょう。
ひがし歯科医院の歯周病 治療の特徴
日本臨床歯周病学会認定衛生士
当院には日本臨床歯周病学会認定の認定衛生士が在籍しています。(2013年現在、認定衛生士は日本で226名しかいません。)その認定衛生士を中心として、医師・スタッフが連携して患者さまのお口の中の管理に取り組んでいます。
歯科衛生士も拡大鏡を使用
当院では歯科医師だけではなく、歯科衛生士も全員拡大鏡を使用して治療を行っています。拡大鏡を使用することによって、汚れの取り残しのない、やさしいタッチの治療を行うことが出来ます。
歯周病の症状
歯周病では以下のような症状が見られます。
- 朝起きると、口の中がネバネバしている
- 口臭が強い、または強くなった気がする
- 歯ぐきがはれている
- 歯みがきをすると出血する
- 最近、歯が伸びた気がする
- 歯がぐらついている
歯周病治療の流れ
歯周病治療は以下のような流れで行っていきます。
①歯周病の検査
お口の中の写真、歯周ポケット検査、レントゲン撮影診断などにより、歯周病の進行状況をお調べします。データは保存していきますので、検査数値を改善度合いを比較していくことが可能です。
②検査結果の説明
歯周病治療には患者さんのセルフケアが重要になります。そのため、当院では患者さんご自身が自分の症状について、正しく理解していただくことが大切であると考えており、検査結果の説明には説明用の資料を用いてしっかりとご説明します
③プラークコントロール ・歯石除去
口の中のプラーク(細菌)を病気がおきないレベルまで減少させることが必要です。また、歯科衛生士が歯みがきではとれない歯石をスケーラーと呼ばれる器具を使用して取り除いていきます。
④再評価
もう一度、お口の中の検査をし、良好な方は3~4ヶ月後、または6ヶ月後に定期検診に来ていただきます。歯周病が進んでいる方は、検査後、歯肉の下の歯石まで細かく、丁寧に取り除いていくことになります。
すべての歯石除去が終わったら、再度お口の中を検査します。ここで症状の改善度を確認します。進行のある方は、外科処置、薬物療法、再歯石除去などを行います。
⑤メンテナンス (定期健診)
3ヶ月~6ヶ月の間隔にてメンテナンスに来ていただき、歯みがきでは取れない汚れを歯科衛生士がクリーニングしていきます。
歯周病を予防するために
歯周病を予防するためには、ご家庭で正しいセルフケアと定期的なメンテナンスが重要です。
特に歯に詰め物やかぶせものを装着している方、入れ歯を使用している方はどうしても汚れを取るのが難しい部分がありますので、定期的なメンテナンスを心がけてください。